2011/08/22 (Mon) 信長協奏曲

　世界一ゆっるーーーい信長（サブロー）の活躍する『信長協奏曲』を買いました。
　ひょんなことから戦国時代にタイムスリップした勉強嫌いの男子高校生のサブローくんが、顔がそっくりの信長（病弱）の代わりに活躍する物語。
　淡々というか飄々というか、とにかく「ゆるい」としか例えようのない性格のサブローは従来の信長像からはかなーり外れています。が！ 面白い！ サブローの奇妙な凄みと（本人と周囲の勘違いによる）人心把握で歴史はそのまま帳尻が合っていくところは逆に爽快！
　第六天魔王の信長だけでなく、帰蝶はお色気たっぷりの毒婦というイメージがありましたが、『信長協奏曲』の帰蝶はとっても可愛い。なんという純朴可憐。お市がオテンバだったり、明智が◯◯だったり、既存の人物像をひっくり返すキャラクターばかりなのに無理がなくて面白かったです！