2011/05/28 (Sat) 上海バタフライ

　蝶毒フルコンプしましたー！
　上海愛玩人形ED・座敷牢ED・おかしなお姫様EDの三つがお気に入り。
　ボリュームは少ないほうなのかな？と思いましたが、その分ストーリーにダレることなく、説明不足や伏線投げっぱなしということなく、ポンポンと進められました。シナリオライターさんの腕前だなあ。オトメイトやクインロゼに爪の垢を煎じて（略）

　追記から全力ネタバレ

　前回の記事の推理の瑞人お兄様（義兄）と真島（実兄）は合っていました。
　金田一少年派の私の目に狂いはなかったぜ……！
　ただ真島が近親相姦から生まれた子（百合子のお母様とその兄）だとは思ってなくて、知らされた時には結構ビックリしました。
　復讐するぜ！と間宮家に潜入したものの異父妹の百合子に一目惚れしてしまった真島は自分の血に流れる近親相姦の罪の因子に色々思うところがあった模様。そのために瑞人お兄様ルートで百合子が手を出されたと知った時の反応が激しくてなかなか興味深かったです。偽お兄様VS真お兄様の百合子奪い合いドロドロルートを所望する。
　ゲームタイトルの「華の鎖」は、百合子の母とその兄、百合子と真島のように、母方の一族（華族）の負の連鎖を象徴しているのかなと思いました。「蝶の毒」は、百合子に惹かれる男たちの持つ狂気、の意味合いかなーっと。百合子を含めてみんな暗黒面によく落ちるよなー。

　瑞人お兄様しか見えなかった私が真島にコロッとやられた要因は、上海や満州を中心に暗躍する闇の阿片王という中二設定にあったと思われます。あとチャイナ服。マジチャイナ服。
　瑞人お兄様は箱庭感というか二人だけの閉ざされた関係の雰囲気が凄かったです。だけど全ルートで屋敷が炎上した。それに他のキャラ攻略中に入水自殺するのマジ勘弁。
　上海愛玩人形EDや氷の女帝EDの後に斯波が探しに来てくれたら滾る……ッ！
　上海送り（真島）と座敷牢送り（斯波）は私へのご褒美。

　アロマリエさんがFDを作ってくれるならば女探偵ルートの百合子が愛憎半ばする思いを抱えたまま両親を殺した犯人（真島）を追って上海へ、何故かついてくる斯波と鏡子、というシナリオ希望。斯波さんは全然許せるストーカー。