2012/08/28 (Tue) プリンセス・アーサー

　来年発売予定のオトメイト新作『プリンセス・アーサー』が気になります。
　主人公は聖剣エクスカリバーを抜いてしまった市井の少女アルです！
　パクリ癖、じゃなかった、オマージュ癖で有名なオトメイトらしい新作ゲームです。
　王妃との不倫の挙句に敵対することになった主君のピンチには真っ先に馳せ参じるなどの奇行が目立つ（しかも元同僚ガウェインの兄弟をやたら殺す）ランスロットの醜聞くらいしか知識がなかったので、困ったときのウィキ頼みとばかりに読んできました。
　ランスロットのタイミングと運回りの悪さしか伝わってきませんでした……。
　円卓の騎士の分裂の元凶であるランスロットと王妃は戦場で死ぬことなく出家して修道院で余生を送ったところが、生き残ったはずなのに逆に可哀想というか、戦場を峻烈に駆けた人々から置いてきぼりを食らった感があって切ないなあと思いました。ランスロットの魂はヴァルハラに辿り着くことも、かつてともに戦場を駆けたアーサー王や円卓の騎士たちと再び並び立つこともかなわないのでしょう。しんみり。
　それはさておき、私（アーサー王）はランスロットに誰を寝取られることになるのか、今から不安と期待でいっぱいです。
　おまけにモードレッド（アーサー王の死の要因となる致命傷を与えた人物。アーサー王と姉の近親相姦によって出来た息子と言われる）が攻略対象の中にいるという危機的状況。オトメイトはどうやって整合性を確保するのか。そもそもサクソン人の侵攻の脅威を前にして内ゲバの凄まじい円卓の騎士たちと恋愛している場合なのか。『プリンセス・アーサー』の動向に注目せずにはいられません。